ニキビ
主に皮脂分泌亢進による思春期ニキビと毛穴の構造異常を伴う大人ニキビがあります。
最近は保険内のニキビ治療が進歩し、綺麗な肌(ニキビやニキビ跡のない肌)にするための治療が可能となっております。ただし、効果を得るためには塗る量、塗り方と継続必須です。
毎日の正しいスキンケアも必須です。
保険外治療(ピーリングやビタミン導入等)は希望があれば追加も可能です。
かぶれ
かぶれは原因の究明と除去が大切です。
ずっと大丈夫だったものに急にかぶれることもあります。
湿布のカブレは使用をやめて数ヵ月後に症状がでるものもあります。
化粧品や塗り薬によるカブレが疑われるときはパッチテストが有効です。
アトピー性皮膚炎
皮膚の痒みと炎症を抑え、皮膚のバリアを元に戻し、良い状態を維持するための治療を行います。
長期寛解を目指すためには、スキンケアと外用薬による治療が主流となります。
最近は新しい治療薬(ステロイド以外の外用薬や、生物学的製剤デュピクセント、ミチーガ等)による副作用の少ない免疫抑制剤の使用が可能となっています。
デュピクセントにつきましては下記サイトをご覧ください。
デュピクセント:https://www.support-allergy.com/
水虫
爪の肥厚や混濁は、水虫の感染によるものかもしれません。爪の中に糸状菌が見つかれば内服または外用薬で治療します。
最近は爪の外用剤も進歩し効果が得られています。
タコ・ウオノメ
できてしまったものはメスで削り取りますが、通常は痛みを伴わないのでご安心を。
骨の突起や歩き方による圧迫が原因のことが多いので、定期的に削るかたもいらっしゃいます。
イボ
ウオノメと思っていたら実はウイルスによるイボだったということもよくあります。通常はできるだけメスで削り取りながら液体窒素による凍結療法を繰り返し行います。凍結療法は、時間や部位によって差がありますが、痛みを伴います。
酸の外用で腐食するなど、痛みを伴なわない方法もあります。
巻き爪
巻き爪は、先端の細い靴や、外反母趾、歩き方など、足趾への力への加わり方の変化が原因です。二次感染や痛みがあれば薬で抑えます。ワイヤーやクリップでの爪の矯正が必要な症例もあります。爪の部分切除や抜爪は再発や術後の変形などが問題となることが多く推奨されていません。
陥入爪は爪の切り方が原因です。初期のものは正しい自宅ケアで改善することもあります。
脱毛症
膠原病や内分泌疾患、貧血や代謝障害が隠れている場合があります。
男性ホルモンによるAGA、薬剤性、外傷性、感染症など、原因も様々です。
多汗症
最近は保険内で脇汗、手汗の外用治療薬が使用できるようになり良い効果が得られています。
塩化アルミニウム水溶液(保険外)が有効な場合もあります。
部位によって外用の仕方を工夫することで効果が得られています。